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ユーザーが、どのような知識や経験を持っているかによって、そのデザインの受け取られ方や印象は異なります。
誰でも、それまで見たデザインの経験に応じて、そのデザインを判断するからです。

Webデザインも同様に、それまで使用したWebサイトを元にページをブラウズします。

Webサイトの共通の約束事

インターネットの歴史は浅いですが、現在までに蓄積された知識、経験により、Webサイトには、前提のような共通の約束事が存在する。
新たにWebサイトを訪問したユーザーは、今までの経験から、訪れたWebサイトに、この約束事を期待する。
Web制作者は、このユーザーの期待を裏切らないように、共通の約束事を踏まえた上で、Webを制作しなければならない。

パーツのルールを明確にする

文字に関する基本的なルール




文字のサイズにより、それぞれの文字が担っている役割を明らかにすることができます。

リンクに関する基本的なルール

マウスオーバーすると色が変化することで、ユーザーは、「それがリンクである」ことが理解できます。
また、下線があると、それをリンクだと認識するユーザーもいるでしょう。

ナビゲーションに関する基本的なルール

ナビゲーションを作成する場合、無意識的に、サイト上部にあるのが、グローバルナビゲーション、サイドにあるのがローカルナビゲーションと決まっています。

また、左上にロゴがある場合、ユーザーは、それをクリックすると、サイトのホームページに移動することを期待するでしょう。

1ページ内の情報量が多い場合、左下に「TOPに戻る」ボタンがあると便利でしょう。

経験値から直感的に理解させるデザイン

ユーザーに使って貰うためにデザインする際に注意しておくべき事に、制作物の外観、見た目がある。
椅子は、座るためにデザインされており、人は椅子に似た外観から自然に座るものと認識するように、外観が人にある機能を期待させる。

シグニファイア




ユーザーのそれまでの経験から直感的に機能がわかるようにするデザイン概念。

Webサイト制作においても、このシグニファイアを利用することは大切である。

シグニファイアを意識したデザイン

Webデザインで最も明確にシグニファイアを意識したデザインは、リンクボタンでの制作であろう。

ユーザーにキチンとボタンが押すことのできるリンクボタンであることを伝えることは大切である。

立体感を付けることにより、押せることを明示する。




立体感を加えることにより、ユーザーに、そのボタンが押せるボタンであることを明示する。

参考書籍

Webデザインとコーディングのきほんのきほん

 

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