デザインは、見た目を整えるだけではなく、閲覧者に向けたメッセージを明確にするために行う。
デザインする目的
情報の整理
ユーザーに伝えたい情報を整理し、優先順位をつけ、視覚的に情報を伝える。
美的に視覚的に訴える。
人目に引くように美的に構成し、視覚的にユーザーに訴える。
そのためには、情報を整理し、近接などのデザインの原則を用いる必要がある。
デザインの四原則
- 近接
- 整列
- 反復
- コントラスト
設定したゴールに導く。
デザインして、最終的に何をゴールにするかを設定し、そのゴールを達成させるためのデザインを行う。
ゴールの例
- ブランドの認知度を上げる。
- Webサイトを通して、ユーザーに商品を購入して貰う。
- ユーザー登録して貰う。
「誰に」「どのように」見せるか?
ターゲット層による見せ方の違い。
高齢者に見せるデザインと若い女性では、デザインの見せ方が異なります。
ターゲット層に合わせた要素をそれぞれ選定し、デザインすれば、結果的に統一感あるイメージに纏めることができる。
ターゲット層の主な分類
性別・年齢による分類
最も一般的な分類方法。
この分類を第1段階とし、さらに、「社会的背景による分類」「嗜好による分類」を組み合わせると、より明確なターゲット層をイメージしやすくなる。
職業など社会的背景による分類
未婚か既婚か、学生か社会人か、都市在住かなど社会的背景によっても、そのターゲットへ向けての表現方法は、異なってくる。
ターゲット層が普段どのような生活を送っているかをイメージすることも、デザインの手がかりとなる。
嗜好による分類
それぞれの「人の好み」によって、ターゲット層を分類する方法。
例えば、読書などが好きなインドア派と自然が好きなアウトドア派、クラシックや美術が好きなターゲット層とポップアートやテクノが好きなターゲット層とでは、自ずと、そのターゲット層が好むデザインも異なってきます。
情報を伝えたいターゲット層をよくイメージし、そのターゲット層に惹きつけるデザインを心掛けるべきである。
体験をデザインする。
Webサイトやアプリのデザインをする上では、見せるだけではなく、ユーザーに「よりよく使って貰える。」ことをデザインする事も心懸けるべきである。
Webサイトの特徴
Webサイトは、ユーザー側がクリックやスワイプなどの操作が必要とされる。
Webサイトを通して、双方向のやり取りが生じ、ユーザー側から見ると、一種の体験となることを考慮しておく。
したがって、使いづらいサイトは、ユーザーをイライラさせ、ストレスを生む。
ひいては、そのWebサイトのブランド価値が減少してしまうことを、頭の中に入れておく必要がある。
そのためには、使いやすいサイトをデザインするというUXデザイン、UIデザインの視点が必要になってくる。